乗用車市場動向調査

<最近の市場動向の変化>

<世代・性別にみた車種選択行動>

<ポストRV>

<調査の概要>

  1. 調査地域:全国(沖縄県を除く)
  2. 調査対象:単身世帯を含む一般世帯 合計7,200S
  3. 面接対象:自動車保有世帯では主運転者
    (非保有世帯では運転免許保有者または家計の中心者)
  4. 標本抽出方法:層化多段無作為抽出法
  5. 調査方法:訪問面接、留置併用
  6. 調査実施期間:平成11年8月16日〜9月3日




二輪車市場動向調査

 報告書は、市場の大きな流れを見るための新車購入ユーザーを対象とした基本的な時系列データの収集・分析により多様化する二輪車市場の変化を捉えるための調査と、需要維持・拡大に向けた施策の方向性を探るトピック調査によって構成されています。

 94年以降、120万台前後で推移していた国内需要「国内出荷台数」は、99年には100万台を割り込んだ83.7万台となり、82年ピーク時320万台の25%まで落ち込んでいる。このような厳しい需要動向に対し、中期的に需要の維持拡大に向けての調査に取り組むこととしました。今回の調査では、ユーザー・ノンユーザー・新規免許取得者に定量調査を実施し、需要の維持・拡大に向けた施策の方向性を探った。

<主な時系列データの結果>

  1. 市場が減少してゆく中で、二輪車ユーザーの特性は男・女ともに「10代・50代のユーザー割合」が微増。これは、若年層と年輩層の減少よりも、20代〜40代の減少が著しいことを表している。また、「10代」ユーザーの増加傾向は「ビジネスカテゴリー」で顕著。これは、ビジネスモデルをベースにした派生モデルが、若者に支持されたことが要因と考えられる。 

  2. 現在、二輪車に乗っている人の今後の継続乗車意向は93%と高く、需要形態は代替が60%を占める。二輪車の平均使用年数は5.7年であり、93年調査の4.1年から年々長期化する傾向にある。

<今後の需要を探るトピック調査>

 各二輪免許新規取得者の90%以上は二輪車を所有したいという意志を持っており、心強い材料となった。
 但し、新免許取得者の中で新車購入を強く意向する人は、原付免許新規取得者は13%・普通二輪免許(中型)新規取得者は5%・大型二輪免許新規取得者は13%という状況であり、時系列調査と相まって近年の厳しい需要動向を裏付ける結果となった。
 新車需要回復のためには、原付・二輪免許の新規取得者に対する新車の魅力訴求と、既存ユーザーの代替時の新車への代替促進の働きかけが大切であると考えられる。

<調査の概要>

調査はつぎの3タイプを実施した。

  1. 新車購入ユーザー  4,083サンプル(有効回収サンプル)
  2. トピック調査(4調査)
    (1)原付免許新規取得者調査 500サンプル
    (2)普通二輪車免許新規取得者調査 288サンプル
    (3)大型二輪免許新規取得者調査 175サンプル
    (4)一般個人(ノンユーザー)調査 520サンプル
  3. 教習所実態調査  184サンプル