「高度な製品の製造には多くの部署による並行作業が必要とされる。開発から製造、アフターセールスに至るまで、複数ITベンダの、様々なITシステムを使用している。 これらのほとんどのITシステムは単独ではたり得ず、他のITシステムと接続する必要が有る。そのため、ITユーザにとって、ITシステム間の連携に要する時間と苦労は非常に大きい。 ITシステムの「オープン性」は特に、様々なITシステム環境に適応させる能力として、時間や苦労を削減する鍵となる。これは、オープン性が確立された規格にITシステムができる限り従っている場合において、最も効果的に達成される。(CPO Preamble)」 このような背景の元、ProSTEP iViP推進のプロジェクトにより、ITユーザ、ITベンダ、ITサービスプロバイダの共同作業によってCPO(オープン性規範)が作成されている。 JAMAでも、PLMシステムに関するオープン性項目を整理したところ、ProSTEP iViP発行のCPOに定義されていない項目があるので、JAMAの考えるPLMシステムオープン性全体の定義として、本書を作成した。