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共同ステイトメント

ブリュッセル、2012年12月6日

欧州、米国、日本の大型車およびエンジンのメーカーは、燃費を改善し、道路貨物輸送部門からの地球規模でのCO2排出を削減するため、引き続き、基準調和および世界的な協力を呼びかける。

欧州、米国、日本の大型車およびエンジンのメーカーは、燃費を改善し、道路貨物輸送部門からの地球規模でのCO2排出を削減するため、引き続き、基準調和および世界的な協力を呼びかける。

世界の主要な大型商用トラックおよびエンジンメーカーがブリュッセルに集まり、業界が直面している主要課題として、燃費改善および温室効果ガス(GHG)の排出削減、ディーゼル燃料の国際規格、そして大型車およびエンジンの規制と認証に関連した課題について議論した。

本会議は、DAFトラックスの社長であり、欧州自動車工業会の商用車理事会会長であるHarrie Schippers氏を議長として開催された。商用車メーカーが直面している規制に関する重要課題に取り組むべく、国際的な問題について議論し、解決策を推奨するための各メーカー首脳による同会議は、今年で10回目を迎えた。

会議の総括として、Schippers氏は次のように述べた。「世界的な商用車メーカーは短期および長期的な挑戦を克服するために決定的な措置を講じている。業界は温室効果ガス(GHG)排出を削減する目的と燃費の向上という商業上の責務によって動機付けられている。燃費の試験法に関する調和に向けた世界的な協力は、業界に重要なコスト削減をもたらすために優先度が高く、それは我々の顧客のみならず幅広い社会に対しても便益を与えるだろう。」また、「本会議は車両設計に関連する柔軟性を向上させることを目的とした長期的な課題に着目した。これは道路貨物輸送部門からの重要な排出ガスの削減に貢献するでしょう。」と付け加えた。最後にScippers氏は「これらの重要な技術分野の研究に際し、商用車業界における国際的な協力の重要性がこのハイレベル会議において再確認された。」と語った。

各メーカー首脳は、これまでの会議の進展を評価し、下記の内容を議論した。

  • 重量車排出ガス試験法(WHDC)の導入に向けたステップ
  • ディーゼル燃料に関する規格および規制の調和における進展
  • 燃費改善およびGHG排出削減に向けた規制要求における世界的な協力

各メーカー首脳は、下記の必要性を合意した。

  • WHDCの適用拡大における世界的な協力の継続
  • ディーゼル燃料に関する国際規格の重要性の強調
  • 国際的に調和した燃費試験法の開発
  • 重量ハイブリッド認証法の国際基準調和の促進

各メーカー首脳は、WHDCの導入を加速し、重量ハイブリッド認証の国際的に調和された試験法の策定における国連の取り組みを支援するため、自国の政府と連携する。ディーゼル燃料に関する国際規格の策定に関する国連での議論を継続することを再確認した。さらに、GHG排出を削減し、大型車からのCO2排出を評価する世界的な試験法の確立を推進するために一致団結した世界的な取り組みの必要性を再強調した。

下記のGHG関連テーマに取り組むために合同専門家グループを招集する意向を示した。

  • エンジン燃料マップ
  • 空力抵抗
  • 負荷サイクルおよびドライバーモデル

長期的には、下記テーマへの調和されたアプローチの可能性の検討を奨励した。

  • 高効率輸送車
  • 高効率輸送車の性能ベースの基準
  • 国際的なモード間輸送の積載単位

各メーカー首脳は、国際基準調和の促進のために国や地域の境界を越えて業界と政府が協力することが、顧客、環境および産業の向上に繋がることも確認した。

カミンズ社のCharlton氏は、2013年11月7日に米国・シカゴで開催する本会議に各メーカー首脳を招待した。

本会議には、欧州自動車工業会(ACEA)、米国トラック・エンジン工業会(EMA)および日本自動車工業会(JAMA)の代表者も出席した。

本会議に関する詳細は、下記担当者までお問い合わせ下さい。

欧州 Cara McLaughlin ACEA +32 2 738 73 45
米国 Joseph Suchecki EMA +1 312 929 1978
日本 Yoshihiro Yano JAMA +81 3 5405 6126