2019年版 日本の自動車工業
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● 2030年のモビリティの方向性暮らしに「感動」をもたらすモビリティ社会緑と笑顔にあふれた世界誰もが安全・安心に過ごせる世界クルマも、人も、モノも自由に行き交う世界「中長期モビリティビジョン」は自工会ウェブサイトにて資料および動画を公開。http://www.jama.or.jp/tokyo2020/innovation/vision/2030年将来のモビリティ重点課題20XX年誰でも安全・安心な移動これまで以上の環境負荷低減移動時間の短縮移動時間の有効活用利用型モビリティ充実物流の生産性向上地理的要因能力的要因外国人でもスムーズな移動多様化する価値観への対応合理的な移動移動制約の解消人間の能力限界を テクノロジーで突破● ITS・自動運転● 電動化● コネクティッドハードの改善を超えてソリューションを提供● プロダクトに加えてサービスも● クルマを超えてモビリティを● 人的ミスの抑制から 危険予知の高度化へ● 走行時だけでなく ライフサイクル環境性能向上● 交通情報提供に加えて交通流をスムーズに● 快適な運転から快適な過ごし方へ● シェアリングに留まらないマルチ交通へ● ドライバーの負荷軽減から省人化へ● 1台当りから物流網全体の輸送効率向上へ● 移動が不自由な地域・人にも 持続可能な交通サービスを● 言語対応を超えたユニバーサル交通へ● 一人一人のライフスタイルに いっそう寄り添った魅力の提案へ事故ゼロ環境負荷ゼロ移動の無駄ゼロ全ての人・物の自由な移動トキメキの最大化自工会「中長期モビリティビジョン」日本自動車工業会は、2020年東京オリンピック・パラリンピックを契機に自動運転等の新技術に関する協調を推進し、将来のレガシーとするとともに、その前提となる2030年を念頭にした「中長期モビリティビジョン」を2018年3月に策定しました。このビジョンを活用し、将来のモビリティ社会を踏まえた業界内外の協調的取組みの重要性を訴え、理解浸透に努めています。● 「中長期モビリティビジョン」の骨子①人々の暮らしを豊かにしてきたモビリティ。その普遍的ミッション(安全性向上、環境負荷低減、移動の効率性向上、移動の自由度確保、情緒的価値の創造)と将来の重点課題を整理。②これら重点課題に対して、2030年をマイルストンに自動運転やコネクティッド、電動化技術を活用し、人間の能力をテクノロジーで突破するソリューションを提示。③これらソリューションに取組み続けることで事故・環境負荷・移動の無駄をゼロにし、全ての人・モノが自由に移動できる社会、そして人々のトキメキを最大化するモビリティの実現を目指す。④更に、2030年の挑戦への足掛かりとして行う2020年自動運転実証計画を示すと共に、制度整備・インフラ整備などをレガシーとする為、行政府等業界内外との連携の重要性を訴求。2030年をマイルストンに、「感動」に繋がる取組みに挑戦し続ける● 2030年のモビリティ社会イメージ2030年には、飛躍的に進化したモビリティ社会を実現する交通安全中長期モビリティビジョン29
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