車両安全
経済産業省・国土交通省・警察庁・金融庁や自動車関係団体では、高齢運転者を含めた全ての自動車運転者による交通事故の発生防止・被害軽減対策の一環として、衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全技術を活用した一定の運転支援機能を備えた車両を「安全運転サポート車(サポカー)」と称してその普及に取り組んでいます。
安全運転サポート車 Ver1.0のコンセプト
※1.マニュアル車は除く。 ※2.車線維持支援装置でも可。 ※3.自動切替型前照灯、自動防眩型前照灯又は配光可変型前照灯をいう。 ※4.作動速度域が時速30km以下のもの。
先進運転支援装置搭載率推移
衝突被害軽減ブレーキ
ペダル踏み間違い急発進抑制装置
注:日本自動車工業会調
日本の自動車メーカーによる国内向け生産台数に占める装置搭載車の割合
事故自動緊急通報システム
ACN(事故自動緊急通報システム)は、エアバッグが展開するような大きな交通事故が発生した時に、本人や目撃者の代わりに、必要な情報を自動的に通報するシステムです。最近ではACNを発展させたAACN(先進事故自動緊急通報システム)が主流となり、AACNの搭載車両は累計で660万台を超えました(2023年末時点)。
ACN | Automatic Collision Notification 事故自動緊急通報システム |
大きな交通事故が発生した場合、発生場所等必要な情報を自動通報 |
AACN | Advanced ACN 先進事故自動緊急通報システム |
上記の自動通報時の情報に乗員の傷害状況を予測する情報を加え、消防や医療機関に通報し、ドクターヘリやドクターカー等の早期出動につなげる |
AACNの概要
資料:独立行政法人 自動車事故対策機構
AACN累計搭載車両台数
日本自動車工業会調
日本の自動車メーカーによる国内向け生産車のAACN搭載車両の累計