自工会リリース


AIJジャパン・プログラムの実施について

平成11年2月9日

(社)日本自動車工業会(辻義文会長)では、同会とタイ自工会が共同で企画している「バンコク特定交差点渋滞緩和プロジェクト」を通産省がこの度AIJ(共同実施活動)ジャパン・プログラムとして認定したため、プロジェクト事業実施に向けての活動を開始した。
なお、タイ政府は去る1月21日に本プログラムを同国のAIJプログラムとして認定している。

本プロジェクトは、1995年4月の気候変動枠組み条約第一回締約国会議(COP.1)が温室効果ガス削減手法として決定した共同実施活動(AIJ:Activities Implemented Jointly)のパイロットフェーズ事業として計画されているものである。

自工会では、在タイ日系自動車企業、タイ自工会等とも協議しながら、タイ・バンコク郊外の特定交差点の渋滞解消策について調査・検討を行ってきたが、費用対効果の高い信号制御の高度化による対策が有効と判断して、AIJジャパンプログラムに応募していたものである。

自工会では、本プロジェクトにおいて、比較的低コストで行える交通信号制御の改善による自動車交通におけるCO2排出低減効果を実証し、成果を広く公表することにより、特に、交通渋滞が深刻な途上国の問題解決の一助としたいとしている。

<<プロジェクトの概要>>
◇プロジェクト名: バンコク特定交差点渋滞緩和プロジェクト
◇事 業 内 容: タイ・バンコク市郊外の幹線道路に位置するバンナ(Bang-Na)交差点周辺の交通信号制御システムを高度化することにより、同交差点周辺の渋滞を緩和し、自動車から発生するCO2排出量の削減を図る。
◇期待される効果: CO2年間推定削減量 6,400トン
(あわせて排出ガスの削減も期待される)
◇事業実施期間 : 1999年度〜2000年度 (改修工事、効果測定、成果のまとめ等)
◇事業実施主体 : 日本側 (社)日本自動車工業会
タイ側 タイ自動車工業会(TAIA:Thai Automotive Industry Association)
◇協 力 機 関: 通商産業省、タイ科学技術環境省(MOSTE)
バンコク首都県庁(BMA)
◇資 金 負 担: 自工会、タイ自工会

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