自工会リリース

―チャイルドシート1,000台の使用実態調査分析について―

平成12年2月24日

 日本自動車工業会(会長:辻義文)では4月1日よりのチャイルドシートの着用義務化を前に、このほどチャイルドシートの使用実態調査を実施、その結果をとりまとめた。それによると、

  1. チャイルドシートの着用が法制化されたこともあって、子供に対する安全意識が以前より高まった。
  2. 子供に着用させることによって安全運転により集中できた。
  3. 事故発生時や急ブレーキの際効果があった。

    など、チャイルドシートの有効性を認識する一方で、

  4. チャイルドシートをどこの座席に装着するか人によって異なる。
  5. 短距離移動や子供が嫌がった時は面倒で着用しない。

など、問題点も指摘された。
 また、フリーアンサーでは、チャイルドシートを習慣化させる工夫や車に装着するときの不安感などについても多数意見が寄せられた。

 なお、この調査は平成11年4月の自工会春季交通安全キャンペーンの一環として実施したチャイルドシートプレゼントの当選者(1,100人)に対して使用開始後4ヶ月を経過した時点でアンケートをお願いしたもので、回答を戴いた1,026名(回答率93%)の集計を分析している。
 自工会としては寄せられた意見等を今後のチャイルドシートの広報啓発活動に活かして展開することとしている。



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