AIAG リリース 仮訳 |
AIAG、自動車工業プロジェクト世界協力協定に調印
−ODETTE、JAMA、JAPIAと
ミシガン州サウスフィールド――自動車工業行動グループ(AIAG)は自動車工業プロジェクトと出版開発の推進のために、主要自動車基準機構であるOdetteインターナショナル社、日本自動車工業会(JAMA)、および日本自動車部品工業会(JAPIA)との協定に調印した。
この協定は、多地域自動車プロジェクトを支援するプロセスを定めるものであり、以下の代表者が調印した。AIAG理事長 Kenneth Godzina氏、Odette総務部長 John Canvin氏、JAMA事務局長 田中勲氏、JAPIA常務理事 内山俊雄氏。
AIAGの Godzina理事長によれば、「自動車産業はグローバルであり、必要とする世界的プロジェクトを効率的に進めるには、組織をそれに見合うものにしなければならない。他の機関と手を携えて、自動車業界全体にとって真に有益な、広く適用することのできる斬新な解決策を策定し且つ実行する努力を続ける」と述べている。
この協定は、共同プロジェクトの創始と実行および完結を扱い、通信連絡、係争解決、および承認の詳しい手順も定めている。更に重要なこととして、著作権、翻訳および同様の法律的問題について合意することによって、配布できるプロジェクト刊行物の出版方法を明確にしている。
Odetteの Canvin氏はこう語っている。「我々はいくつかの共同プロジェクトについて協力を続けてきたが、開発と出版のプロセスの円滑化と迅速化を図るためには、この種の詳しい手順を踏むことが実際に必要であった。本協定によって、今後のプロジェクト協力が容易になり、その成果が敏速に市場に反映されることは確実である」 この協定は、1年間にわたり世界的規模で重ねてきた数回の会議と協議の結果である。
「この協定を結ぶ過程に加わったことは我々の喜びである。業界の諸問題を解決するためにプロジェクト協力は望ましく、また必要である」と、JAMAの田中氏は述べている。
「話し合いをオープンにして、基準の策定について知見を共有し協力することが、自動車業界全体が将来成功するかどうかのカギとなる」と、JAPIAの内山氏は言葉を添える。
これらの多くの手順を用いて進められる最初のプロジェクトは、自動車工業グローバルラベルテンプレート・プロジェクトである。これは、AIAG B-10ガイドラインとOdette A6ガイドラインを基礎にして、共通の船積ラベルテンプレートを作る共同プロジェクトである。このガイドラインは2001年に完成し、その成果が最初の実際の共同出版として刊行されることになる。
AIAGは1982年に創立された非営利同業団体であり、およそ1,600社の自動車およびトラックメーカーとサプライヤーが加わっている。AIAGの目的は、開かれた協議の場を設けて、そこで加盟各社が解決策を開発・推進することにより、自動車業界の一層の発展を図ることである。その活動の焦点は、全体を通して取引相手を含めた事業のプロセスと慣行を絶えず改善することにある。
以 上