｢自工会・2001年秋季交通安全キャンペーン｣の実施について

社団法人 日本自動車工業会（会長：奥田 碩）は、9月21日から始まる 秋の全国交通安全運動 （主催：内閣府をはじめとする9省庁府、都道府県、市区町村、道路4公団、全日本交通安全協会など13団体）に合わせて、統一スローガンを　『お年寄りに、注意して。お年寄りも、注意して。』　『バイクは昼間もライトオン』　として　｢自工会・2001年 秋季交通安全キャンペーン｣を12月末迄 実施する。

＜交通事故の概況＞

• 交通事故死者数は平成8年に1万人を下回って以来、4年連続で減少していたが、平成12年には5年ぶりに増加に転じた。特に、発生件数、負傷者数はともに前年を約10％上回る大幅な増加で過去最悪の結果となった。
  
• 平成13年上半期（1〜6月）の事故状況は、発生件数、負傷者数は前年同期に比べ依然として増加傾向にあるが、死者数は減少した。（前年同期比-252人・5.9％減で昭和57年以降最低）。
  
• こうした事故状況の中で高齢者（65歳以上）の交通事故死者は依然として増加傾向にあり、平成12年は全体の35％と大きな比重を占めている。
  

＜秋季キャンペーンの趣旨＞

• 高齢者免許保有率の上昇などにより、高齢者の外出機会が増え、事故に遭遇する危険も増加している。高齢化社会の到来を踏まえつつ、その事故防止に重点を置く。
  
• 高齢者自身の交通安全意識の高揚を促進するとともに、一般の運転者その他の交通参加者の高齢者に対する保護意識を醸成することにより、高齢者の交通事故を防止する。
  
• 一般ドライバーに対し、高齢歩行者の特性への理解を促進し、運転時の注意を呼びかけるとともに、高齢者自身に対しても歩行時や運転時の事故誘因を自覚してもらう事で、うっかり事故を防止する。
  
• 混合交通の中で事故防止に効果的な二輪車の昼間点灯（ライトオン）について、四輪ドライバー等に対し、より一層その理解促進を訴え続けて行く。

＜訴求ポイント＞

• 高齢者の交通事故は死亡につながる率が高く、平成12年の高齢負傷者数は10年前と比べて2倍以上に増加している現状を、全ての交通参加者に認識してもらう。
  
• 事故死者数、負傷者数を地域別に分析し、最も多くの人に訴えるため、新聞広告（全国紙2紙 全15段／9月下旬）、交通広告（JR、私鉄のステッカー／期間中）とドライバーや同乗者に向けて直接的な呼びかけ効果の高いラジオCM（全国AM局 20秒スポット9,328本／期間中）を中心とした媒体展開とする。
  
• ラジオCMは、特に高齢者事故の多い朝と夕方の時間帯と、高齢者事故件数の多い5大都市圏（関東・近畿・中部・北海道・九州）に重点的にオン・エアする。
  
• ポスターは、全国の高速道路のパーキングエリアや自動車教習所など、幅広い年代の人々が集まる場所や、高齢者の集まるシルバー人材センターなどに関係団体とタイアップ展開して掲出。
  
• シートベルト、チャイルドシート着用を促進するため、懸垂幕を各社の四輪販売店店頭に春季同様掲出し、業界一丸となった取り組みとする。

＜キャンペーン展開＞

＜広告表現資料＞

1. [四輪]B2ポスター紙焼×1枚
   
2. [二輪]B2ポスター紙焼×1枚

以　上