ご参考
西川会長主催「第17回欧州JAMAレセプション」の開催
一般社団法人 日本自動車工業会(JAMA)は、去る6月28日(火)、西川会長主催による「第17回欧州JAMAレセプション」をベルギー・ブラッセルで開催しました。欧州議会議員、欧州委員会、日本政府、日欧の自動車業界の関係者等より165名の参加があり、盛況に開催することができました。
西川会長は、今回のレセプションのテーマである「未来を切り開く自動車の技術革新と日EUの協力」についてスピーチ。その中で、
- 日本の自動車メーカーの欧州経済への貢献
- 日EU EPAの重要性
- 自動運転等の将来技術を含めた日EU間の規制協力
について報告。このEPAが自動車分野における日EU間の協力を促進することについて述べるとともに、基準の調和、中でも自動運転等の次世代技術に関わる規制や基準について日EUが競争と協調という考え方に基づき、日EUのみならず世界の自動車産業に貢献していくことになると伝えました。
その後、欧州議会においてEPA協定の議会批准を担当する国際貿易委員会のランゲ委員長より、自動車分野における日EU間の協力が進展していくことに期待する旨、また、日EU EPAが果たす役割を指摘しつつ、年内の合意に向け交渉が加速するためにも課題の解決に向けた議論が進展することを期待するとのコメントがありました。
また、ペトリチオーネ総局次長(欧州委員会貿易総局で日EU EPA交渉の首席交渉官を務める)よりEPAがもたらす効果について、短期的側面と戦略的側面について紹介。貿易と投資に関わる関税や規制の撤廃といった短期的な効果とともに、新技術に関する両国間の規制協力等中長期的かつ戦略的な側面による効果についても指摘がありました。
最後に、赤石審議官(経済産業省)より、日EU間の最近の連携を紹介しつつ、グローバルな経済社会の発展を牽引するという視点に基づき、日EUの自動車産業が相互に連携し、果敢に新たな課題に挑戦していくことを強く期待するとコメントを頂きました。
今回のレセプションは西川会長からJAMAのメッセージを発信する有益な場となると共に、欧州関係者との交流を促進し、ネットワークの拡大を図る良い機会となりました。
また、この機会を捉え、欧州議会議員や欧州委員会関係総局との個別懇談も行い、日EU EPA交渉の早期妥結を支持する旨を訴求しました。
自工会 西川会長
欧州議会 ランゲ議員
欧州委員会貿易総局 ペトリチオーネ総局次長
経済産業省通商政策局 赤石審議官