一般社団法人 日本自動車工業会

人ごとじゃない、うっかり踏み間違い事故にご用心

ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故が増えています。ニュースを見ながら「シニア世代の問題」と思っていませんか? じつは40代以下でも案外起こしてしまうペダル踏み間違いのうっかり事故。人ごとではないんです!

ブレーキとアクセルの踏み間違い
 じつは若年層にも多いんです

年齢別アクセルとブレーキの踏み間違い交通事故の割合(2018年 警察庁調べ)

ニュースを見ながら「うちの親もやってしまったらどうしよう」と心配するばかりで、自分が踏み間違えるとは夢にも思っていない。そんな過信はありませんか? じつはブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故は、40代以下でも多く起きています。

特に危険なのが
「ひねり」の動作!

特に危険なのが「ひねり」の動作!

バックで駐車しようとして後ろを振り返ったとき、後部座席のものをとろうとしたとき、駐車場の料金を払おうとしたときなど、体が「ひねり」の動きをするときは要注意! 足の位置がずれて、アクセルとブレーキを踏み間違えてしまうことがあるんです。

踏み間違い事故を防ぐためにできることは?

踏み間違いを起こしやすい状況をつくらないことが、事故を防ぐ第一歩です。すぐにできる2つの対策から始めましょう。

先進安全装備があっても
油断は禁物!
ペダルの位置を常に確認すべし

たとえ先進安全装置を備えた車でも油断は禁物です。ガラス、網目状のフェンス、支柱など細い障害物には「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」が作動しにくいことがあります。そのほか、気象条件や周辺環境によって作動しないことや、逆に予期せず作動する場合も。
安全装置はあくまでもサポート役です。常に自分でアクセルとブレーキの位置を確認して、運転中はあせらず、あわてず、安全第一。みんなでうっかり事故をなくしましょう!