次世代自動車・工場CO2排出
次世代自動車の普及
次世代自動車(ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、電気自動車、燃料電池自動車、クリーンディーゼル乗用車など)の新車販売台数は、政府による補助金や優遇税制などの普及促進策が開始された2009年以降、増加していましたが、2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い、販売台数は減少しました。しかしながら、新車販売台数(乗用車)に占める次世代自動車の割合は、自動車メーカー各社による車種展開もあり、COVID-19の影響を受けながらも毎年増え続け、2022年は約49%になっています。自動車メーカーは更なる普及に向けて、解決すべき多くの課題に積極的に取り組んでいますが、今後、次世代自動車が更に普及していくためには、補助金や優遇税制、燃料供給インフラの整備など政府による普及促進策が引き続き必要です。
次世代自動車(乗用車)の国内販売台数の推移
日本自動車工業会調
新車販売台数(乗用車)に占める次世代自動車の割合
日本自動車工業会調
自動車生産工場におけるCO2排出量削減
日本自動車工業会および日本自動車車体工業会会員各社は、電力・燃料等のエネルギー使用量の低減、およびそれに伴うCO2の排出量抑制に積極的に取り組んでいます。2021年度のCO2排出実績は、520万t-CO2と前年より2万t-CO2の削減となりました。今回、2030年度のCO2排出目標を616万t-CO2から463万t-CO2とし、今後も更なるCO2削減に取り組んでいきます。
自動車製造工程からのCO2排出量推移
日本自動車工業会調