リサイクル

リサイクルの促進と廃棄物の低減をめざして

2005年1月より自動車リサイクル法が施行されました。同法では自動車メーカー、輸入業者にフロン、エアバッグ、ASR(シュレッダーダスト)の引取りとリサイクル・適正処理を義務づけています。ASRについては2015年度のリサイクル率目標値70%以上を達成し、これによりリサイクル率は法施行前の80%程度から95%以上にまで向上しました。また、同法は使用済自動車の引取りからリサイクルに至る工程を電子マニフェストで管理する世界初の仕組みを採用しています。3R(リデュース・リユース・リサイクル)の観点からは、自動車を設計する際に、軽量化や原材料の工夫等を図るとともに、製造工程で発生する特定副産物の発生抑制及びリサイクルに取り組んでいます。その結果、2022年度の最終処分量は300トンとなり、目標の「2025年度最終処分量1千トン以下」を既に達成していますが、引き続きこの取り組みを推進していきます。
また、2024年にはカーボンニュートラル/サーキュラーエコノミーの取組み促進の観点から、再生材の更なる供給・活用に向けた取組み(2050年 長期ビジョンと中長期ロードマップ(含む 自主目標値))を公表し、積極的に自主取組を行っています。

再生材活用促進に向けた自工会の取組みについて

自動車の設計から使用済までの3R(リデュース・リユース・リサイクル)の関連する法律と取り組み例
自動車の設計から使用済までの3R(リデュース・リユース・リサイクル)の関連する法律と取り組み例 図

(1)リデュース配慮設計を行うべき製品として自動車を含め19品を指定。 (2)リユース・リサイクル配慮設計を行うべき製品として自動車を含め23品を指定。

使用済自動車・法定3品目の引取状況
使用済自動車・法定3品目の引取状況 表

(1)取り外し回収と車上作動処理を含む。(2)非認定全部利用を含まず。

資料:自動車リサイクル促進センター、自動車再資源化協力機構、
豊通リサイクル株式会社、ART

自動車メーカー等のリサイクル率実績
自動車メーカー等のリサイクル率実績 表

資料:政府審議会資料

使用済自動車の再資源化等に関する法律(通称:自動車リサイクル法)の全体の流れ
使用済自動車の再資源化等に関する法律(通称:自動車リサイクル法)の全体の流れ 図

注:リサイクル義務者が不存在の場合等につき指定再資源化機関である自動車リサイクル促進センターが対応。その他離島対策、不法投棄対策への出えん業務も実施。

使用済み自動車の3R促進のための製品設計段階事前評価ガイドライン
二輪車リサイクルシステム(廃棄時無料引き取り)の仕組み
二輪車リサイクルシステム(廃棄時無料引き取り)の仕組み 図

注:1.廃棄二輪車取扱店経由で指定引取場所へ持ち込む場合は、運搬費用が必要となる。 2.自治体からの排出については、公益財団法人自動車リサイクル促進センターでの事前受付が必要。

資料:自動車リサイクル促進センター資料より作成

製造工程での廃棄物最終処分量削減の取り組み
製造工程での廃棄物最終処分量削減の取り組み グラフ

日本自動車工業会調

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