ニュースリリース
自工会・2019年春の交通安全キャンペーンのご案内
一般社団法人日本自動車工業会(会長:豊田 章男、以下自工会)は、5月11日(土)~6月10日(月)までの間、政府の実施する春の全国交通安全運動*と連動し、「自工会・2019年春の交通安全キャンペーン」を実施します。
*主催:内閣府他、期間:5月11日(土)から5月20日(月)
昨年の交通事故の発生件数は43万601件と前年より4万1,564件減少(-8.8%)し、死者数は3,532人と警察庁が保有する昭和23年以降の統計で最少となりました。
しかしながら、高齢運転者による事故が多発するなど、交通事故の実態は依然として厳しい情勢にあります。
当会としては、2016年に政府が作成した第10次交通安全基本計画(平成28年度~32年度)において、世界一安全な道路交通を実現するため、2020年までに交通事故死者数を2,500人以下とする目標の実現に向けて、一層の車両安全対策に取り組むとともに、交通安全活動の一環として春の交通安全キャンペーンを実施し、安全な交通社会の実現に貢献してまいります。
<キャンペーン名>
春の交通安全キャンペーン
~春の交通安全のおまじない ミル・ベル・カチット~
<春の交通安全キャンペーンの考え方>
本キャンペーンは、一人ひとりの交通安全に対する意識を行動につなげて習慣化することを目的に実施。ポイントとして、日本人に古くから馴染みのある「おまじない」に着目し、日本交通心理学会協力のもと、心理学的に効果のある「おまじない」を開発しました。
開発した「おまじない」には、何度も唱え、記憶することで、日常的な交通安全行動を心がけて欲しいという願いが込められています。
<キャンペーンの訴求テーマ>
●四輪テーマ
「後席を含めた全ての座席のシートベルト着用」
2018年の一般道でのシートベルト着用率は、運転席 98.8%、助手席 95.9%に対し、後部座席は38.0%と依然として低い状況となっています。(*1)
シートベルトを着用することで事故被害が軽減でき、致死率が約93%も下がることから、後席を含む全ての座席でのシートベルト着用が重要です。(*2)
「ながら運転防止の促進」
2018年の携帯電話使用等に係る交通事故件数は、2,790件と過去5年間で約1.4倍に増加しており、カーナビ等を注視中の事故が多く発生しています。また、死亡事故率を比較すると携帯電話使用等の場合には、使用なしと比較して死亡率が約2.1倍であることから、ながら運転を防止することが重要です。(*3)
●二輪テーマ
「ヘルメットの正しい着用促進、胸部プロテクターの着用促進」
二輪車の死亡事故の約70%が、頭部・胸部が損傷主部位となり死亡しています。(*4)
また、二輪車乗車中の事故死者のうち3割以上が事故時にヘルメットの離脱をしていることから、二輪車の死亡事故リスクを減少させるためには、あごひもをしっかり締めるなどのヘルメットの正しい着用や、胸部プロテクターを着用することが重要です。
(*1) 2018年 警察庁/JAF合同「シートベルト着用状況全国調査」
(*2) 2018年 警察庁「シートベルト着用関連統計」より算出
(*3) 2018年 警察庁「交通死亡事故の特徴等について」
(*4) 2018年 警察庁「交通事故の発生状況」
○訴求のポイント
実施期間 | 2019年5月11日(土)~6月10日(月) |
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訴求内容 |
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スローガン | 春の交通安全のおまじない “ミル・ベル・カチット“
車に乗ったら、ながら運転はせず、しっかり前を“ミル”
全ての座席でもシート“ベル”トを、 “カチット”締めよう。 |
○具体的展開
・幅広い世代に人気のタレント「柳原可奈子」が交通安全の魔法使いとして、「後席を含めた全ての座席のシートベルト着用促進」、「ながら運転の防止」、「ヘルメットの正しい着用促進、胸部プロテクターの着用推奨」を訴求するスペシャルムービーを以下のメディアに配信。
YouTube | スペシャルムービーを配信 |
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TV CM | 全国ネット番組提供(テレビ朝日系列・5月14日放送・1回) |
ラジオCM | ニッポン放送系列ネットスポット放送 5月1日~31日・月~金曜日放送 |
キャンペーンサイト | スペシャルムービーや、訴求テーマに基づく事故実態データが見られるキャンペーンサイトの開設 http://jama-cp-anzen.jp/ |
- 会員各社のホームページ、SNS等に交通安全キャンペーンサイトへのリンクバナーの設置。
以上