より安全なクルマづくり
交通事故は、大雨や大雪、台風など天気の悪いときに起きやすくなります。また、見とおしが悪い道路や急カーブが多い道路でも起きやすくなります。あってはいけないことですが、ドライバーの技術不足や不注意も交通事故の原因の1つです。 各自動車メーカーは、どのような場合でも安全性が高いクルマの開発に取り組んでいます。
![車間距離(きょり)自動維持(いじ)運転システム](images/05_sub01.png)
センサーが前を走るクルマの動きをとらえ、ぶつからないようにスピードを調整したり、自動的にブレーキをかけたりします。
![ブレーキアシスト](images/05_sub02.png)
危険を感じてブレーキを踏んだとき、力が十分でなかった場合にドライバーの代わりにブレーキを強めてくれる装置です。
![接近通報装置(せっきんつうほうそうち)](images/05_sub03.png)
エンジンの音が静かなクルマが、低速走行時に自動的に音を出し、近くにいることを知らせます。
![アンチロック・ブレーキシステム(ABS)](images/05_sub04.png)
ブレーキのかかり具合をすばやくコントロールし、雪道や雨ですべりやすくなった道路でのスリップやスピンを防ぎます。
![車両周辺視界情報提供装置(しかいじょうほうていきょうそうち)](images/05_sub05.png)
ドライバーが直接確認できないクルマの周辺を、クルマに取り付けたカメラを使って車内の画面に表示します。
![トラクション・コントロールシステム(TCS)](images/05_sub06.png)
すべりやすい路面でクルマを急加速させたときに起こる、タイヤのスリップを防ぎます。
![シートベルト](images/05_sub07.png)
クルマがぶつかったとき、乗っている人が反動で投げ出されるのを防ぐ、最も効果の高い安全装置です。
![衝撃吸収(しょうげききゅうしゅう)ボディ](images/05_sub08.png)
クルマがぶつかったとき、車体そのものが衝突のエネルギーを弱め、乗っている人に伝わるショックを少なくします。
![高強度キャビン](images/05_sub09.png)
人が乗るスペースのまわりの強度を高めることで、こわれにくい構造になっています。
![エアバッグ](images/05_sub10.png)
クルマが衝突したとき、風船のようなふくろが飛び出して、ハンドルなどに顔や胸がぶつかるのを防ぎます。
![アクティブヘッドレスト](images/05_sub11.png)
後ろから衝突されたとき、頭の後ろにあるシートバッグが人の頭をしっかり支え、首にかかる負担を軽くします。
![歩行者傷害軽減(しょうがいけいげん)ボディ](images/05_sub12.png)
歩行者とクルマがぶつかったとき、歩行者へのダメージを少なくするために、バンパーやボンネットなどを加工してショックを和らげる構造のことです。
エレクトロニクス技術を使った先進安全自動車(ASV)
クルマ自体が正しい判断をして、交通事故を防ぐことができるようにするための研究が、今盛んに行われています。使われるのは、カメラやスピーカー、センサーなどといった最先端のエレクトロニクス技術です。
![アダプティブ・フロントライティング・システム(AFS)](images/05_sub13.png)
ハンドルを切ったときに、その切り具合に合わせてヘッドライトが照らす角度を変える装置です。
![ナイトビュー](images/05_sub14.png)
夜間見えにくいときに、特殊なカメラで前方の人や道路のようすを撮影し、その画像を車内の画面に映す装置です。
![車線維持支援制御装置(いじしえんせいぎょそうち)](images/05_sub15.png)
いねむりなどにより車線をはみ出してしまったときに、警報が鳴り車線を維持する装置です。
![衝突被害軽減(しょうとつひがいけいげん)ブレーキ](images/05_sub16.png)
前のクルマに近づき過ぎたときに、ブレーキを踏むよう警報が鳴ります。警報に気づかないときは自動的にブレーキがかります。
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