高度道路交通システム(ITS:Intelligent(インテリジェント) Transport(トランスポート) Systems(システム))
交通事故(じこ)や交通渋滞(じゅうたい)を防(ふせ)ぐとともに、クルマにさまざまな情報(じょうほう)を送信する道路の開発が進んでいます。それがITS(アイティーエス)とよばれる高度道路交通システムです。ITSは、カメラやセンサー、インターネットなどのエレクトロニクス技術(ぎじゅつ)を使い、人とクルマと道路を結び、もっと安全で快適(かいてき)なクルマ社会をめざします。
ITSのテーマは、3つあります。
交通事故(じこ)による年間死亡者(しぼうしゃ)数は、1995年には1万人をこえていましたが、現在は5千人を下回っています。将来的(しょうらいてき)には交通事故(じこ)ゼロをめざし、世界で一番安全な道路交通社会をつくります。
交通渋滞(じゅうたい)を減(へ)らすことは、快適(かいてき)で安全にクルマを運転できるだけでなく、ガソリンなどの燃料(ねんりょう)のムダ使いやCO2、有害物質(ぶっしつ)などの排出(はいしゅつ)を減(へ)らすことになります。
クルマがインターネットとつながったことで、必要なときにさまざまな道路情報(じょうほう)や観光情報(じょうほう)を知ることができるようになります。