現在の自動車開発は、3次元CADデータを活用した開発形態にシフトしており、3Dモデルを図面に付加する取組みも開始されている。現在の図面は製品仕様情報と製造情報を、CAD機能の都合で3Dと2Dに分けて定義しているが、今後は業務の効率向上を目的に、CAD機能やPC機能を活用した、新しい3D主体図面での情報伝達の普及が考えられる。この対応には、3Dを基本にした新しい図面の標準化が必要である。 現在、JAMA各社の開発形態は3D活用へ移行し、従来の2D図面と3Dモデルを併用した図面指示をしているが、この現状運用に対しJAMA OEMの取引先ヒヤリング調査を行った。この結果、業界としてこれらの図面の標準化を行う事で、図面を書く側と図面を読む側の混乱が防止でき、正確に情報伝達ができる事が確認できた。JAMA OEMがサプライヤーを含め、世界に通用する3D図面での効果的な運用が行えるようにするため、3D図面の標準化を行い業界の効率化に寄与する。この活動の結果としてガイドラインを発行する。
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