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最新規制エンジンの部品に交換することにより適合車に改造する方法ですが、車種規制において車両総重量3.5トン以下の小型トラックや乗用車については、現行のディーゼル車排出ガス規制値よりもさらにきびしいガソリン車並みの排出ガスレベルに低減することが求められているため、現時点(平成15年3月)での技術ではエンジンの改造によって排出ガスを適合レベルに低減する確立された方法はありません(図C)。
エンジンを載せ替えることにより不適合車を適合車に改造する方法については、できる場合と出来ない場合があります。
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図C. 規制値(平均値)の推移(ディーゼル乗用車) |
お使いの車と同じ車種でガソリンエンジンなどが用意されているモデルについては、車の構造やエンジンマウントなどが共通で、スペースに余裕があれば、ガソリンエンジンなどに載せ替えることにより不適合車を適合車に改造できます。
この場合にはエンジン一式や吸排気系部品、配線などの交換が必要になります。 また、載せ替えるエンジンは出力が異なりますので、トランスミッション、プロペラシャフト、ディファレンシャルギアなどの駆動系部品の交換も必要になります。
ガソリンエンジンなどに載せ替えた場合には、保安基準適合性評価、改造申請、排出ガス認証試験が必要になります。
費用や工期について
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